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超お久しぶりですね。正直、もう見に来られている方が減ってます。

先月、2019年6月に発売されたJOYSOUND MAX GO。
いよいよ近場のカラオケ屋にも導入されてきたため、少し遅れましたが、MAX GOで歌ってきました。
当初、いわゆるMAX2からのマイナーチェンジであるといわれていたため、変わったところがほとんどないのではと考えていました。
しかし、変わったところは意外と多いので、下記にまとめてみました。

MAX2/MAXから変わったところ
  • 分析採点マスター採点中のレイアウトが大幅に変わった
    分析採点マスター採点中の画像がこちら。
    2019_07_21 0_16 Office Lens

    これまで上にあった音程バーが下に移動しており、歌詞が定位置2行に抑えられるようになりました。これで、分析採点マスター時に「テロップ小」を都度押して、音程バーに被らないようにする必要がなくなりました。なお、手動で「テロップ中」以上を押したとき、メドレー曲などのごく一部の特定の曲のときには、MAX/MAX2に似た、音程バーが上に表示されるレイアウトに戻ります。
    さらに、位置の変更に加えて、音程バーの高さが減り、背景の透過率も上がっているため、本人映像・アニメ映像の邪魔になっていた問題が解決しています。
    さらにさらに、MAX/MAX2は音程バーが黄色・ピンクに塗られるだけでしたが、MAX GOでは正確な音程時に青・黄色に塗られるだけではなく、不正確な音程時には赤く塗られて外したことが分かりやすくなりました。MAX/MAX2では本来のバーに塗られていても、実は細かく半音以内の音程ズレがあって、音程一致率が下がりやすい傾向にありました。MAX GOでは塗られる前に、発した音程の高さにあわせてすぐキラキラして、バーよりも細かい判定を目で追えるようになったうえ、本来のバーに塗られる"正確な範囲"が減ったため、そういう意味でも外したことが分かりやすくなっています。
    ???「美しい顔が音程バーで隠れなくなってよくなったやん!な?にこっち!」

  • 分析採点マスターの結果画面がちょっと豪華に&右下の選択ボタンを演出待たずに押下可能に
    どう豪華になったかは実際に見ていただければという感じですが、MAX/MAX2の固定演出とは異なり、取った点数によって、結果画面のBGMや色が変わるなど、新鮮でワクワクするような感じに一新していました。
    さらに、MAX/MAX2では、「テクニック回数・前後ノリ傾向→音程一致率グラフ→音域情報→テクニック回数・前後ノリ傾向」のアニメーションを終えてから採点画面の機能が使用できましたが、MAX GOではこのアニメーションを待たずに使用できるようになりました。これで、「音程強化モード」の起動や「マイルーム保存」機能を使いたいときのイライラがなくなりました。
    ですが、採点画面そのものの使い方・見方は、MAX/MAX2と全く同一ですので、迷うこともないはずです。

  • 「スマホで分析採点」機能追加
    うたスキアカウントを作って、スマホにキョクナビアプリを入れれば、自分の歌唱する曲で、周りに気付かれることなく「分析採点マスター」の採点を起動できます。採点結果は、通常の分析採点マスターでも、「スマホで分析採点」でも、スマホのキョクナビアプリに届いて、MAX GOにおける分析採点マスターの直近200曲の履歴が残る仕様です。

    このように、普通の歌唱時と全く変わらない表示です。歌う前に出る予約曲一覧でも「分析採点マスター」のロゴが表示されないため、まさか採点して歌っているなんて、周囲の人は知る由がありません。
    ※ガイドメロディ表示をオンにしているので、音程バーが出ていますが、デフォルトではこれも非表示です。また、画質悪くてすみません。
    2019_07_21 0_44 Office Lens

  • 歌詞フォントが変わった
    上記の画像にもありますが、これまでは明朝体が使用されていましたが、UDゴシックフォントになって読みやすくなりました。なお、JOYPadの「歌詞モニター」機能は相変わらず明朝体のため、本体から表示されるUDゴシックの方が見やすいことを比較確認することができます。

  • 機械生成されたバックコーラスが何気に追加されている
    これ、全くアピールされていないのでもっとアピールしていい要素だとは思うのです。MAX2までは配信側で録音済みのバックコーラスのみが流れていました。MAX GOは、すべての曲ではありませんが、録音済みのバックコーラスに加えて、機械生成されたバックコーラスによるハモリが追加されています。某DAMのワシャワシャというかワヤワヤというか、昔の曲の変なバックコーラスに比べれば、全然普通に自然ですよ!!!
    ???「ん?ワシワシするやん?」

  • AIによる背景選択について
    例えば、「世界に一つだけの花」を歌った時のことですが、これまでは汽車の映像など、無関係と思われる映像が頻繁に流れていました。これがMAX GOではちゃんと花をテーマにした映像が流れるようになったなど、細かい点で改善が入ってはいるようです。
MAX2/MAXには提供されないのか
残念ながら、上記の機能はMAX GOのみに提供されるようです。
MAX2のときは、ハイレゾ処理以外のソフトウェア側の機能向上はすべてMAXにも追加提供されていました。もしかすると、MAX GOで差別を図りたかったのかもしれませんし、そもそも音程バーの処理がハードウェア的にMAX2まででは実現が厳しかったのかもしれません。実際、MAX GOでいろいろと処理が追加されているにもかかわらず安定していましたが、MAX2までは時たまカクつく場合があることを確認しています。
しかし、1つだけ変わったところがあります。それは、分析採点マスターの「総評」の文言です。あまりにもこれまでの内容が不評だったため、監修者を変更して、「総評」が無難な感じになりました。これだけは、唯一、MAX2やMAXにも、先月変更が適用されたようです。

変わったところを踏まえた総評
いろいろとJOYSOUND MAX GOで変わった点を踏まえると、”MAX GOを使える環境にあるなら、MAX GOの部屋を積極的に予約したい!"と思うほどです。MAXを出してからのJOYSOUND陣営は、カラオケとしての基本機能の地盤固めを堅実に進めてきている印象があります。ちなみに、某DAME(敢えての"ダメ")は、デンモクや本体のフリーズなど不安定な印象が強いにも関わらず、ニッポングリッシュ?だとか、精密採点ミリオンとかいう存在意義不明な機能ばかりをつけてきており、まもなく発表されると思われる「しんきしゅ の きんいろすたじあむ」でも、どんな無駄機能を付けたマイナーチェンジをしてくるのかが興味深いところです。
ちょっとだけ脱線しましたが、ただ歌うだけならMAX2/MAXでも十分良い機種です。しかし、採点周りについては、MAX GOでさらなる改善が入っているので、特に採点を行う方はMAX GOに乗り換えていくことをオススメしたいですね。
あと、意外と思うほどUDゴシックの違和感はありませんでした。むしろ読みやすいかもしれませんね。

改善を望む機能
こんな感じで持ち上げる内容ばかりを書いていると、お金を貰っているのか何なのかと疑われちゃいますので(何も貰ってはいません)、MAX GOで改善が足りないと感じたところも一応書いておきます。
  • 「スマホで分析採点」時に歌唱中の演出を出して、歌唱終了後の点数表示だけスキップするモードも欲しかった
    地味に歌唱中の音程一致率グラフを表示してほしいのですが、「スマホで分析採点」+「ガイドメロディ表示オン」だと、音程一致率グラフ・テクニック回数が表示されません。

  • 全国採点グランプリの演出
    ほぼMAX2までのものと変わり映えしません。「一気にUP!!」が1000人以上を一度に抜いた時にしかでません。この辺は、f1の100人以上なら「一気にUP!」、1000人以上なら「激しくUP!」のように、演出の調整をしてほしかったと思うところです。

  • ユーザーが明朝体に戻せない
    一応、MAX GOにも明朝体で歌詞を明朝体にするモードがあるのですが、残念ながらこれは店舗側の設定のようです。多くの場合は、パスコードが設定されていて、不意にユーザーに変更されてしまわないようになっています。

  • JOYPadの「歌詞モニター」が相変わらず明朝体
    非常に些細な問題ですが、フォントの不一致が起こっています。
MAX GO~f1 新旧機能比較表
下記に機能比較表を掲載します。クリックすると、元の大きいサイズでご覧いただけます。
joysound max go

終わりに
JOYSOUND MAX GO、最高!JOYSOUND、引き続きよろしく!