win10

お久しぶりです。
ついに今年末、Windows 10への「障碍者支援技術利用者向け無償アップグレード」が終了する模様です。以前こちらの記事でもお伝えした通り、Windows 7/8.1の認証が通っているものをメディアからアップグレードするか、Windows 7/8.1の電話認証を求められないキーをWindows 10で入力してクリーンインストールすることで、これまでにアップグレードしたことがないPCであっても、実質無償でWindows 10にできています。

今後認証がどうなってしまうのか。
2つのシナリオが考えられます。
まず1つ目のシナリオとして、
来年の元日前後を過ぎたあたりから7/8.1のキー等で認証が通らなくなる」というものです。
このシナリオであれば、当施策の影響で本来通るべきでない認証も通していたということになります。というか、そもそも当施策自体がノーチェックでしたから、通るべきでない認証だらけだったんでしょうけども…

ですが、もう1つ考えられるシナリオがあります。
当施策によるアップグレードパスが閉じられるだけで、ほかは現在のノーチェック状態が続いてしまう」というものです。このシナリオは、あの「Windows 10 を入手する」アプリ(GWX.exe)が終了したときと同じようなパターンです。
なぜこのシナリオが考えられるかというと、「Microsoft 365」の開始が迫っていることが理由です。「Microsoft 365」というのは、企業向けのサブスクリプションモデルで、Office 365 + Windows 10 + EMSという端末・データ管理ソリューションがセットになったもののようです。中小企業向けにはWindows 10 Proが、大企業向けにはWindows 10 Enterpriseがつき、ともに7/8.1からのアップグレードを許可するようです。しかも、契約の解除などでサブスクリプションが期限切れになった際には、Windows 10 Proとして利用し続けることが可能なようです。
つまりこの話が本当ならば、Windows 7/8.1→Windows 10のアップグレードパスが1つ増えるということです。もし、本当に無償で行うことが不可能であっても、Microsoft 365を1か月だけ契約・すぐ解約して、Proのまま使い続ける裏技も通りそうです。これならおそらく2000円程度の支出で済みそうです。

果たしてMicrosoftはどのように打って出るのか。それを観察し、注目していく必要があります。