2017年4月3日(土) 昼頃に、FM青森がradiko.jp(ラジコ)に参入しました。
これで青森県全域で聞けるラジオに関しては、NHK青森放送局独自番組以外は全てインターネットを通じて聴取できるようになりました。

この記事には続きがあります。 
「青森県全域で」と書いた理由は、五所川原や弘前、三沢ではコミュニティFMがありますが、これらのコミュニティFMは参入していないという理由からです。
金銭的にも厳しいのでしょう。

今回の参入は「FM青森開局30周年」という表向きの理由はありますが、実際には秋頃に参入すると見られるRAB 青森放送のFM補完局(ワイドFM)の対抗も意識しているのでしょう。

RAB 青森放送は既にradiko.jpへの参入をだいぶ前に完了していました。しかし、これまでは青森局・弘前局・八戸局と地域によって番組内容が一部変わる時間帯がありましたが、この時間帯のradiko.jpの配信は親局である青森局のもののみしか聞けませんでした。
ところが、4月からこれらの地域系番組は時間帯を変えて、弘前や八戸の番組も全県共通で流すように変更するようです。
これは多分、ワイドFMのためにAMのコールサインを減らせるという運用側の利点と、radiko.jpで全て聞けるようになるという視聴者側の利点両方を狙っていそうです。

ある意味、ラジオ業界も生き残りの戦争かもしれません。