win10

ちょくちょく設定が間違っていないのにも関わらず、Windows 10 Insider Previewのビルド更新が出来ないことがあります。(そもそも再起動に至らないケースが殆どで、途中での失敗はまれです。)

この記事で取り上げるトラブルシューティングは、主に以下のケースに効くでしょう。
・新ビルドが提供されたのに、更新の確認をしても最新と言われる
・ファーストにしたのにスローのビルドしか来ない
・ダウンロードを開始しても、ダウンロード準備やインストール準備で固まったまま動かない

そんな時に確認すべきポイントは幾つかありますのでチェックしていきましょう。 

 
【新ビルドが提供されたのに、更新の確認をしても最新と言われる場合】
・更新出来るようになるまでに、最大24Hほど掛かります。翌日等、あとで試してみてください。
・それでもダメならWindows Updateトラブルシューティングツールを実行してみてください。
・同ビルドor更新先のISOが提供されているならそれを試してみてください。

【ファーストにしたのにスローのビルドしか来ない】 
・これも反映までに最大24Hほど(実際には8H以内くらいは)掛かります。気長に待ってみてください。
・最近では一部ビルドに関してだけですが、ファーストのISO提供も開始しています。提供されているかを確認し、提供されているようであれば試してみることも考えてください。

【ダウンロードを開始しても、ダウンロード準備やインストール準備で固まったまま動かない】 
これは少し毛色の違う話になりまして、最近のビルドでは、これまでのESDによる完全更新ではなく、UUPという差分更新の仕組みを中途半端に取り入れています。そのため、いろんな部分で不具合が残っているようです。 公式でもその辺について周知済みです。まずはドキュメントを読みましょう。そして、公式に載っている対処法を試しましょう。その上で、実際に処理が完了するまでは暫く掛かりますので、3~4Hほどは待ってみましょう。

それでもダメな場合
・提供されているようであれば、ISO更新を試してみてください。差分更新のエラーの影響を受けません。 
・レジストリでESD更新に戻してみる(=UUP無効にする)のもいいかもしれません。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsUpdate\SupportsUUPの値を1→0
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Orchestratorの値も1→0
これで一時的にUUPが無効になります。新ビルドに更新後はまたこれらの値が1に戻っていますので、再び問題が起きたときには同様に作業をする必要があります。

更新でお困りのケースが他にもありましたら、コメントで質問を受け付けます。