root化のメリット・デメリットについて今更聞けないことかもですが、root化する前にかならず知っておいて欲しい部分です。
簡単に言うとこんな感じです。

メリット
・システムパーティションを操作出来る
 例えば プリインアプリを根本から削除・端末情報の偽装 などが可能に
・Xposed インストーラーが使用可能
 ステータスバー、ナビゲーションバー等各種UIの変更 などが容易に可能に
・CPUの制御が出来る
 極端にはPerformance重視のフルパワー設定から最低クロック維持の省電力設定まで色々弄れる
・Androidのシステムごとバックアップを取ることが出来るCWM/TWRPをインストール出来る
 Nexusなどroot無しでインストール出来る端末も存在

デメリット
・セキュリティに煩いアプリが起動できなくなる
 影響例:LINEゲーム、パズドラ、スクフェス、DTCP-IP系アプリ など多数
 rootclockのようなアプリでリスク軽減可能だが、それで起動できる保証は無いしいつ駄目になってもおかしくない
・システムを弄ってシステムそのものを破壊するリスクが増大
 初期化が必要になったり、最悪文鎮化するので、CWM/TWRPのバックアップをとっておくこと

root化する前に…代替策
・プリインアプリの無効化をしたい場合
 設定→アプリ→無効化したいアプリを選択→無効にする が有効な場合はそれを選択。
 押せない場合は、「adb shell pm hide (パッケージ名)」での停止を検討。
 PC側の準備は必要ですがroot不要です。
・root権限を要求するアプリ
 WakelockDetectorやHeliumのようなアプリはPCとadb接続することで、Androidを再起動するまで利用することが出来ます。root化すると常に使用可能になるアドバンテージはありますが、再起動したらadb接続で有効化さえしてしまえば全く同じことが出来てしまいます。


もしroot化しようと考えている人は本当にそれが必要なのか、今一度考え直すことをおすすめします。
最近はroot化が必要なカスタマイズをしなくても、Android側の標準機能・メーカー側のカスタマイズ・通常のアプリで代替出来ることが増えています。root化しない端末が別にあるならば話は別ですが、他にないのであれば、root化端末の動作を拒否するアプリのほうが多く、その点で非常に不便と感じるかもしれません。