Android版Google Mapsにまた変化がありました。
Google Mapsで運転モードが利用可能になったことと、ナビのガイダンスに変更がありました。 
運転モードは、現在地から見た近隣の渋滞情報をリアルタイムで表示すると言う、通常のカーナビの目的地未設定時のような動作をするモードです。
またここから、簡単に目的地設定をすることができます。 
ただ目的地設定をして着いた後、運転モードからナビを開始した場合でも、通常のマップモードに戻ってしまうのが残念。出来れば運転モードに戻してほしいところ。 

更にガイダンスの変更についてですが、プリセット音声からTTS音声に変更されました。よって、ガイダンスのイントネーションの品質は以前よりも少し下がっています。ただ、Android 4.0とかの頃のTTSに比べると、だいぶ自然な発音に近づきつつあり、イントネーションに対してイライラすることは減った印象を受けます。 これではデメリットしか無いように見えますが、ガイダンスの音声だけではなく内容にも大きな変化がありました。

以前のガイダンス内容
初期ガイダンス:「○(8方角)の方向に進みます。」
距離:「暫く(道なりの場合のみ)」、「およそ2km先」、「およそ1km先」、「およそ700m先」 、「およそ400m先」、「まもなく(150m程度)」、「(50m程度の距離ガイダンス無し)」のいずれか
方向:「(暫く)道なり」 、「大きく左方向」、「左方向」、「斜め左方向」、「直進」、「大きく右方向」、「右方向」、「斜め左方向」のいずれか
連結:「続いて」
これらの組み合わせでした。
例えば「およそ700m先、大きく左方向です。続いて右方向です。」などのように自然な録音音声にてガイダンスされていました。

新しいガイダンス内容
初期ガイダンス:無し?
距離: 100m単位(1km以下)、「1.5km」、「2km」
方向:概ね以前と同様だが、その先の道路名を含む場合「左折」・「右折」表現
連結:「その後」
道路名:「国道○号」、「県道○号」、「(道路名)」
道路名のガイダンスが追加されたこと、1km先以下の場合の距離ガイダンスが100m単位になって細かくなったことが今回の改善点です。
例えば
「600m先左折して国道○号に入ります。その後、右方向です。」
「200m先左方向です。」
と言った具合により詳しいガイダンスに変更されています。

ちょっと発音が不自然なところだけが気になりますが、ガイダンス内容が詳しくなったことを考えるとかなりいい変更ではないのでしょうか。