まず、Windows 10に関して少しおさらいしておきましょう。
・Windows 7・8・8.1からはISO(DVDイメージ)を利用した無償アップグレードに対応。
・Windows 7・8.1に対してはWindows Update経由からも可能。8の場合は8.1にしてから可能。
以上の場合は、30日間は元のOSに戻すことが出来ます。
・バージョン1511、TH2、10586(現行版)のISOではクリーンインストールでも7/8.1の有効キーも通過出来ます。
そして、Windows 10が一般リリースされたのが昨年7月29日。
そこから1年間を無償アップグレード期間と定め、ライセンス認証はデジタル認証として通過させるような仕組みを取っています。
また、このデジタル認証を通したPCに関しては、Microsoftによって認証済みのPCとして管理しています。これは、アップグレードしたPCをプロダクトキー無しによる、再インストールサポートするため。
この前提をきっちり覚えていてください。

さて、前提の説明が終わったところでどうすればいいかは、推奨する2つのシナリオと、もう1つの行動しないシナリオが考えられるでしょう。
この期間が終わるまでに、何も行動しないのは絶対に損です。


1.無償アップグレードをし、そのままWindows 10を利用する。
これは一般ユーザーのあなたにもっとも私が推奨するシナリオです。
7や8.1に比べて、進化した多数の機能を利用することができます。
更には、継続的な更新によって機能向上が年2～3回受けられること、それを受け続ける限りはサポート切れの心配をすることが無くなります。
これによって、Windows 10にしたあなたは、ドライバの動作などが不安定でなければ、もはやPCが壊れないかだけを気にしていればいいのです。

2.無償アップグレードをするが、Windows 7/8.1に戻して利用する。
これはWindows 7や8.1がお気に入りのあなたにもっとも推奨するシナリオです。
もし、一旦お使いのPCについて無償アップグレードをしてみたものの、7や8.1に戻したことがある方はもう追加の操作をする必要はありません。
まだ一度もしていない場合は、1日でもいいからWindows 10にしてみませんか。Windows 10にしてインターネットさえ繋いで認証してしまえば、もう無償アップグレードの期限切れを気にする必要はありません。前提に書いてある通りですが、一度Windows 10の認証を掛けたPCはいつでも再インストールすることが出来ます。7/8.1のサポート切れが近づいてから、まだ今のPCが現役ならば、その時になってもアップグレードすることを考えることが出来ます。更には、より良い機能が今後登場した時に、好きなタイミングで踏み切れるようにもなります。ちなみに認証については、HDD・メモリが故障して1～2度交換した程度であれば、問題ありません。

3.黙ってWindows 10を必要になったら買う。もしくはプリインPCに買い換える。
これは何も行動しなかった場合、もしくは今のPCが故障した時のシナリオになります。交換出来ない部分のパーツが故障した等の理由で、PCが使えない場合には勿論PCを買い換えることになります。
しかし、4年半後に7のサポート切れが訪れます。その時、今のPCが十分まだ使えるとなったら、悔しくありませんか？そのためにPCを買い換えるつもりはありますか？Windows 10が増えて、魅力的な機能が出ても我慢しますか？Windows 10のOSだけ買うのも2万円近くはかかりますよ？
凄く煽るようですけども、どうしても今のバージョンが良いのであれば2番の手を使えばいいだけなのです。何もしないことほど損なことはありません。

残り3ヶ月になった今、これを参考にどうすればいいかを再度考えてみてください。