Windowsのユーザーに割り振られるドキュメントフォルダ。
正直こいつの使い勝手が悪いと感じてきた。
なんでかって言うと、Windows Vista以降はデスクトップにユーザーフォルダーを出せるけど、ドキュメントフォルダはその更に配下で使いにくい。
ドキュメントフォルダに置くべきWord文書とかならば、アクセス頻度が一時的に著しく高くなるけど、要らなくなればどこかに引っ込めたり削除したりっていう使い方が多い。だったらデスクトップに一時保管でいいじゃんってなるわけ。

そして、今は1デバイスの時代ではないこと。
文書にアクセスしたいPCだけでも自宅のノートパソコン(超頻度高・メイン)、自宅のデスクトップ(頻度超低・必要時のみ)、大学研究室のPCの3台がある。
更にAndroid端末の存在。Xperia Z2とNexus 7(2013)の2台。
これら全てシームレスにOfficeファイルを共有するにはOneDriveを使うしか無い。

そこで考えた。
【ドキュメントフォルダをOneDriveにまとめちゃえば良いんだ。】と。

XPの頃とかから使ってきたユーザーだと、ドキュメントフォルダを外付けHDDドライブとか内蔵HDDの別パーティションにフォルダパス変更して移動して・・・とやってきた人が多いかもしれない。
それには理由があった。
1つ目の理由は、当時スペック等が低く、7時代以降PCに比べやや信頼性に欠けていたため、Windowsの破損と巻き込まないよう、サルベージの面からのもの。(とはいえ9xなんかよりはウン百万倍マシだけどね)
2つ目の理由は、システムドライブ(C:ドライブ)の圧迫を防ぐため。当時は40GB~80GB程度のHDDが積まれている事が多く、その状況の中でC:とD:にパーティションが割られているものだから、Windowsに本来必要な空き容量を稼ぐのに必死な時代であった。そのため、C:ドライブに必ずしも必要としないドキュメントフォルダを移動しようという流れが出来たということ。

でもそんな時代とは違う。
今はオンラインストレージに保存する時代。ならその時代の流れに乗っちゃえば良いんだ。
Windows 8以降では、ドキュメントとピクチャフォルダをOneDriveに統合出来る。
タスクトレイにある雲のマークがOneDriveのもの。そこを右クリックして設定を開くと統合する設定が写真のように現れる。
OneDrive
緑で囲ったところをOneDriveに設定すると、ユーザーフォルダー配下のドキュメントフォルダは見えにくい所へ隠され、デフォルトのドキュメントフォルダ=OneDrive上のドキュメントフォルダになるわけ。
つまり、これを使うPC全てで行えばどのPCでドキュメントフォルダを開いても同じファイルが現れるという便利な仕組み。多くのPCを並行して使っているユーザーは一度試して欲しいところだ。