たまに、
「○○な好きなところを○個(もしくは言えるだけ)挙げてみてよ」と言われたりする。

単純なものや明白な組織等を対象にする場合は、その理由がはっきりしている場合が多い。
自分の例で言うと、

【Xperia】が好きな理由
・Nexusに近いから
・大きな不具合を持つ端末をスマホ初期から見ても殆ど無い
など

【Windows 10】が好きな理由
・Windows 7よりシステムメモリ使用量が少ない
・Windows 8よりスタートが扱いやすい
・非アクティブウィンドウにポインタを載せてもマウスホイールでスクロール出来る
・ストアアプリのウィンドウ化が出来る
・いつでも最新
など

例としてXperiaとWindows 10の2つを列挙してみたが、これは単純に「対象が単純or明白なもの」であるため、比較的簡単に好きな理由を列挙出来ている。

しかし、好きな人の「その好きな理由」とかそのあたりを聞かれると、さっきの例のようなものだとさほど困らずにすらすら言える人でも、困る人が居るのではないだろうか。ちなみに、ここで言う「好き」とは所謂likeでも良いし、loveのことでも良い。
誰かと付き合ったことのある人or今誰かと付き合っている人or既婚者にしか通じないかもしれないが、友達などからの「彼女(彼氏)のどこが好きなの」とか彼女(彼氏)から「自分のどこが好きなの」って言う質問を飛ばされることがあるだろう。
(今までそう言う経験が無い方ごめんなさい。代わりに友達の好きなところが挙げられるか考えても良いかもしれません。友達すら居ないのは…いえ何でもありません)

自分はふと聞かれて言葉に出来なかった。好きだということは確かなのだが、その理由をこと細やかに説明なんて出来なかった。発しようとしたがその言葉が軽すぎる、と感じたのだ。言葉では表現しきれないほどのものだった時、その言葉自体が破綻してしまう。「好きな理由」を聞かれているのに頭の中で「好き」という言葉すら軽いものだと感じてしまったりして何がなんだかという感じ。

だが、それがもし好きでなかったらどうしてただろうか。嘘を付いて列挙してただろうか。それとも好きじゃないと否定するか。そのどちらかになるであろう。そういう類の対象に関して、好きなポイントを列挙している人こそ実は怪しいかもしれない、と思っていたりする。