東京五輪を「5G」で 次期高速通信、日本が主導権(日経電子版)
この記事の内容について思うこと。
この記事の内容について思うこと。
まずは、Source記事が消えてもいいように概要(結構改変してるので注意)から。
東京五輪が開催される2020年。現在(2015年)から5年後のことであるが、日本のキャリアはそこまでにLTE,LTE-Advanced(4G)に次ぐ5Gサービスを展開しよう、と躍起になっている。世界的にこれらの規格を標準化することで、端末の製造や、基地局方面の維持など各方面で共通化出来るため、コストダウンにつなげることが出来る。
フランスに本部が設置されている「3GPP」によってGSM,W-CDMA(docomoやソフトバンクの3Gがこれにあたる),Long Term Evolution(=LTE)などが過去に策定されてきた。
今回、その「3GPP」による標準化会議が5月下旬に福岡のホテルで開催され、端末のメーカーやキャリア等に関わる1000人近くが集まり議論した。
内容の目玉としては、LTE-Advancedやそれに次いで提供される予定のLTE-Bを超える高速化が盛り込まれる予定、とのこと。
高速化技術を数多く取り込もうとしているが、その1つが「LAA」という技術だ。この技術は、免許不要なWi-Fiにも利用され始めている5GHz帯を携帯通信にも利用することで一箇所に対する混雑を避ける、いわば「都会向き」の技術である。しかし、Wi-Fi製品を提供する側にとって、LAAとの干渉でWi-Fi品質が低下することを嫌う現実もあり、賛成派と慎重派に分かれている。
5Gの策定を進めるにあたり、2年前に議長となるキャリアを選定する投票が行われ、日本のNTT docomo/韓国サムスン/中国国営CATTの3社が立候補した。投票の規定により、サムスンの落選が先に決まり、残る2社から選定された。その2社の投票において、docomoに対する票が多数となり、議長がNTT docomoになったという経緯がある。(参考)
docomoが主導することで、災害などに対するニーズを満たすことが出来るようになるというメリットがある、としている。
意見・感想
ユーザー置いてけぼりにしないでというのが素直な感想になる。せっかくLTEで帯域に少し余裕が出来て、高速化したのに、3Gサービスより値段が高く、かつ3Gサービスよりきつい制限で全く余裕を持って使えない仕様であり、満足したのはキャリアだけである。
また、記事中にも登場した「LAA」について。Wi-Fiもいきなり5GHz帯を利用し始めたわけではなく、元々電子レンジでも利用されている2.4GHz帯の周波数を利用してきた。しかし、そこは帯域が狭く、干渉せずに使うとなると同時に3つ程しか利用できない状態であり、いわば新興市場の交通渋滞状態なのである。それを避けるために(電波強度以外にも条件付きで)無線免許が不要な5GHz帯に乗り換えつつあるのが現在のWi-Fiの状況である。しかし、その避難先である5GHz帯すらも別な通信で干渉されてしまっては、Wi-Fiをメインで使っている人たちにとってもたまったものではない。
干渉を避けてやっと、速度に満足が行く場所を見つけたのにそこもいずれ妨害されてしまう形だ。
もし利用するとなっても、周りがWi-Fiを利用していればそのチャンネルを避けるか、どのチャンネルもダメなら使用中止するための技術も同時に5G策定に盛り込まれることを願うばかりである。
今のdocomo、au、SoftBank(Y!含む)はユーザーに対して何をすべきか。
決して、高速化することが第一ではない。品質が良く、安くというのをユーザーは求めている。品質が良いというのは決して通信だけではなく端末に対する満足度も含めてだ。例えば、Xperia Z1がdocomo、auともにAndroid 4.4.2で打ち止めとなり、Android 5.0のアップデートが提供されないという事案は端末に対する満足度を結果的に下げる結果となることをいい加減覚えて欲しい。まだ発売から2年経っておらず、毎月の端末購入サポートも終了していない段階で最新のOSを使えないとなるとバカバカしく思えてくる。
通信面で見ると、docomoはカケ・ホーダイのみの体制をやめ、パケット繰越についても繰越分から使うように変更すべき。
auは選択の余地がまだあるだけマシだが、メールし放題とか衝撃的なプランを出し続けたあのauはもう無いのか、と思うと残念に思える。
SoftBankは社長がダメなので、業界をやめて、どうぞ。
東京五輪が開催される2020年。現在(2015年)から5年後のことであるが、日本のキャリアはそこまでにLTE,LTE-Advanced(4G)に次ぐ5Gサービスを展開しよう、と躍起になっている。世界的にこれらの規格を標準化することで、端末の製造や、基地局方面の維持など各方面で共通化出来るため、コストダウンにつなげることが出来る。
フランスに本部が設置されている「3GPP」によってGSM,W-CDMA(docomoやソフトバンクの3Gがこれにあたる),Long Term Evolution(=LTE)などが過去に策定されてきた。
今回、その「3GPP」による標準化会議が5月下旬に福岡のホテルで開催され、端末のメーカーやキャリア等に関わる1000人近くが集まり議論した。
内容の目玉としては、LTE-Advancedやそれに次いで提供される予定のLTE-Bを超える高速化が盛り込まれる予定、とのこと。
高速化技術を数多く取り込もうとしているが、その1つが「LAA」という技術だ。この技術は、免許不要なWi-Fiにも利用され始めている5GHz帯を携帯通信にも利用することで一箇所に対する混雑を避ける、いわば「都会向き」の技術である。しかし、Wi-Fi製品を提供する側にとって、LAAとの干渉でWi-Fi品質が低下することを嫌う現実もあり、賛成派と慎重派に分かれている。
5Gの策定を進めるにあたり、2年前に議長となるキャリアを選定する投票が行われ、日本のNTT docomo/韓国サムスン/中国国営CATTの3社が立候補した。投票の規定により、サムスンの落選が先に決まり、残る2社から選定された。その2社の投票において、docomoに対する票が多数となり、議長がNTT docomoになったという経緯がある。(参考)
docomoが主導することで、災害などに対するニーズを満たすことが出来るようになるというメリットがある、としている。
意見・感想
ユーザー置いてけぼりにしないでというのが素直な感想になる。せっかくLTEで帯域に少し余裕が出来て、高速化したのに、3Gサービスより値段が高く、かつ3Gサービスよりきつい制限で全く余裕を持って使えない仕様であり、満足したのはキャリアだけである。
また、記事中にも登場した「LAA」について。Wi-Fiもいきなり5GHz帯を利用し始めたわけではなく、元々電子レンジでも利用されている2.4GHz帯の周波数を利用してきた。しかし、そこは帯域が狭く、干渉せずに使うとなると同時に3つ程しか利用できない状態であり、いわば新興市場の交通渋滞状態なのである。それを避けるために(電波強度以外にも条件付きで)無線免許が不要な5GHz帯に乗り換えつつあるのが現在のWi-Fiの状況である。しかし、その避難先である5GHz帯すらも別な通信で干渉されてしまっては、Wi-Fiをメインで使っている人たちにとってもたまったものではない。
干渉を避けてやっと、速度に満足が行く場所を見つけたのにそこもいずれ妨害されてしまう形だ。
もし利用するとなっても、周りがWi-Fiを利用していればそのチャンネルを避けるか、どのチャンネルもダメなら使用中止するための技術も同時に5G策定に盛り込まれることを願うばかりである。
今のdocomo、au、SoftBank(Y!含む)はユーザーに対して何をすべきか。
決して、高速化することが第一ではない。品質が良く、安くというのをユーザーは求めている。品質が良いというのは決して通信だけではなく端末に対する満足度も含めてだ。例えば、Xperia Z1がdocomo、auともにAndroid 4.4.2で打ち止めとなり、Android 5.0のアップデートが提供されないという事案は端末に対する満足度を結果的に下げる結果となることをいい加減覚えて欲しい。まだ発売から2年経っておらず、毎月の端末購入サポートも終了していない段階で最新のOSを使えないとなるとバカバカしく思えてくる。
通信面で見ると、docomoはカケ・ホーダイのみの体制をやめ、パケット繰越についても繰越分から使うように変更すべき。
auは選択の余地がまだあるだけマシだが、メールし放題とか衝撃的なプランを出し続けたあのauはもう無いのか、と思うと残念に思える。
SoftBankは社長がダメなので、業界をやめて、どうぞ。
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