Windows 10が7月末にはリリースされるのではないか、と噂が広まっている。リリースされてから1年間であれば、正規のWindows 7/8.1ユーザーは無料でWindows 10に出来るだけに検討している人も一定数居るのではないかと思う。Windows 7の場合と、Windows 8/8.1の場合に分けて個人的にどうしたらよいかを分けて考えることにしよう。
【Windows 7の場合】
Windows 7は非常に優れたOSで「ポストXP」と言われるほどに安定しており、 また普及しているバージョンでもある。全世界で動作するPCの半数強はWindows 7。
Windows 7の特徴はAero効果などVistaの外観デザインを引き継ぎつつ、動作面・UI面の弱点を修正したことや、Professional以上のエディションに「XPモード」と言われる仮想環境によるXPの互換モードを無料で搭載していたことが企業を中心に受けた。
現在、メインストリームサポートは終了し、2020年まで延長サポートが提供される段階。メインストリームサポートでは新機能や新規格等への対応などもされることがあるが、延長サポートではセキュリティ面の弱点(=脆弱性)のみの修正が基本となる。
・スペック面 ◎(Windows 7より良い)
Windows 7を動かしているPCは恐らくCore 2世代のものが多いのではないだろうか?Windows 8が出る直前のものの一部がCore iシリーズであったり、メモリを8GB積んでいる場合があるが、大半のPCはメモリも2~4GB程度であろう。
性能的にはWindows 7が動けば十分Windows 10も動作する印象を受ける。Pentium 4だとか極端に古いCPU等を積んでいる場合は8以降はインストールが出来ない仕様なので、その場合もWindows 10には出来ないだろう。CPUが対応さえしていれば、インストールが出来るはず。動作もWindows 7よりは特にメモリ管理面で優れており、同スペックのPCであってもWindows 7より軽い印象を受ける。
最低限Core 2 Duo、メモリDDR3 2GBあれば軽いブラウジング・メール・Office位なら何とか動くのではないだろうか。ある程度一般的な用途で常用のために快適に動作させたいのであればCore i3、DDR3 4GB以上(64ビット推奨)があれば十分かもしれない。
・操作性面 △(中級者以上は問題無し、初心者に問題?)
まだ万人におすすめ出来る状況ではない、ということはお伝えしなければならない。それでもWindows 95や98から使い続けてきた人たちであったり、様々なOSやデバイスを扱えている人ならばそれほど問題ないと感じる。違いをすぐ吸収できる人なのであれば、アップグレードすべきだ。
問題になるのがWindows 7の操作がやっとであろう人たちである。インターネットを見ることしか出来ないとか、お年寄りの方々だとかそういう人たちはWindows 10にしてずっと混乱し続けるかもしれない。しかも厄介なのがWindows 10にした後も新機能など追加された際に操作性が変化してしまう可能性があること。それを念頭に置いてアップグレードをするべきか、1年間ギリギリまで考えるべきである。また、どちらの選択をするにしてもそういう人には詳しい人がサポートするべきだ。
・機能面 ○(一般的な機能は有り、Windows 7に比べて機能増加)
Windows 7に比べWindows 10では数多くの新機能が搭載される予定だ。仮想デスクトップなど魅力的な機能が追加される。更に、スタートメニューが復活したことにより、Windows 7までとはそれ程大きな操作の違いが現れないため一般的なユーザーなら問題は無いであろう。
・総合評価 初心者△、中級者以上◎
初心者は操作性の違いになれることが出来るか要検討。無理せずWindows 7を2020年まで使い続けることも有りなのかもしれない。
中級者以上ならば互換性に問題が無さそうなのであれば即アップグレードしても問題なし。無料のうちにアップグレードしてしまおう。
【Windows 8/8.1の場合】
※Windows 8を使い続けている場合、一度Windows 8.1へ無料アップグレードしてから10へのアップグレード作業をすることになる。
・スペック面 ○(Windows 8.1と同等)
基本的にこの面は8.1 Updateと変わらない。無印8を使っているユーザーはWindows 10が提供される前に軽量化された8.1 Updateにしてもいいのではないだろうか?Windows 8.1を利用しているPCであればスペック上問題なくアップグレードも出来るPCである。
・操作性面 ◎
Windows 7の場合とは大幅に違う評価をしたが、これには理由がある。Windows 8系のスタート画面やタッチ前提のModern UIアプリなどが非常に使いにくいためだ。これらが改善されたWindows 10に互換性以外の面で乗り換えない理由が見当たらない程だ。今使っているのがWindows 8系なら操作性の心配は無いと思われるため、初心者も含め基本的にアップグレードする方針を取るべきだろう。
・機能面 ○(一般的な機能は有り、Windows 8系に比べて機能増加)
Windows 7と同様、Windows 8系に比べWindows 10では数多くの新機能が搭載される予定だ。仮想デスクトップなど魅力的な機能が追加される。
・総合評価 ◎
互換性に問題が無さそうなのであれば、リリースされたらすぐにでもアップグレードすべき。魅力的な機能が追加され、スタートメニューなどWindows 8系の弱点を確実に潰しつつあるWindows 10にしない理由が無いくらいだ。更に、Windows 8系はサポート終了をその内迎えるのに対し、Windows 10はデバイスが壊れるまでそのまま使い続けることができ、積極的な機能追加アップグレードも受けられる予定だ。
非常に長く見づらいものとなってしまったが、参考になれば幸いである。
Windows 7は非常に優れたOSで「ポストXP」と言われるほどに安定しており、 また普及しているバージョンでもある。全世界で動作するPCの半数強はWindows 7。
Windows 7の特徴はAero効果などVistaの外観デザインを引き継ぎつつ、動作面・UI面の弱点を修正したことや、Professional以上のエディションに「XPモード」と言われる仮想環境によるXPの互換モードを無料で搭載していたことが企業を中心に受けた。
現在、メインストリームサポートは終了し、2020年まで延長サポートが提供される段階。メインストリームサポートでは新機能や新規格等への対応などもされることがあるが、延長サポートではセキュリティ面の弱点(=脆弱性)のみの修正が基本となる。
・スペック面 ◎(Windows 7より良い)
Windows 7を動かしているPCは恐らくCore 2世代のものが多いのではないだろうか?Windows 8が出る直前のものの一部がCore iシリーズであったり、メモリを8GB積んでいる場合があるが、大半のPCはメモリも2~4GB程度であろう。
性能的にはWindows 7が動けば十分Windows 10も動作する印象を受ける。Pentium 4だとか極端に古いCPU等を積んでいる場合は8以降はインストールが出来ない仕様なので、その場合もWindows 10には出来ないだろう。CPUが対応さえしていれば、インストールが出来るはず。動作もWindows 7よりは特にメモリ管理面で優れており、同スペックのPCであってもWindows 7より軽い印象を受ける。
最低限Core 2 Duo、メモリDDR3 2GBあれば軽いブラウジング・メール・Office位なら何とか動くのではないだろうか。ある程度一般的な用途で常用のために快適に動作させたいのであればCore i3、DDR3 4GB以上(64ビット推奨)があれば十分かもしれない。
・操作性面 △(中級者以上は問題無し、初心者に問題?)
まだ万人におすすめ出来る状況ではない、ということはお伝えしなければならない。それでもWindows 95や98から使い続けてきた人たちであったり、様々なOSやデバイスを扱えている人ならばそれほど問題ないと感じる。違いをすぐ吸収できる人なのであれば、アップグレードすべきだ。
問題になるのがWindows 7の操作がやっとであろう人たちである。インターネットを見ることしか出来ないとか、お年寄りの方々だとかそういう人たちはWindows 10にしてずっと混乱し続けるかもしれない。しかも厄介なのがWindows 10にした後も新機能など追加された際に操作性が変化してしまう可能性があること。それを念頭に置いてアップグレードをするべきか、1年間ギリギリまで考えるべきである。また、どちらの選択をするにしてもそういう人には詳しい人がサポートするべきだ。
・機能面 ○(一般的な機能は有り、Windows 7に比べて機能増加)
Windows 7に比べWindows 10では数多くの新機能が搭載される予定だ。仮想デスクトップなど魅力的な機能が追加される。更に、スタートメニューが復活したことにより、Windows 7までとはそれ程大きな操作の違いが現れないため一般的なユーザーなら問題は無いであろう。
・総合評価 初心者△、中級者以上◎
初心者は操作性の違いになれることが出来るか要検討。無理せずWindows 7を2020年まで使い続けることも有りなのかもしれない。
中級者以上ならば互換性に問題が無さそうなのであれば即アップグレードしても問題なし。無料のうちにアップグレードしてしまおう。
【Windows 8/8.1の場合】
※Windows 8を使い続けている場合、一度Windows 8.1へ無料アップグレードしてから10へのアップグレード作業をすることになる。
・スペック面 ○(Windows 8.1と同等)
基本的にこの面は8.1 Updateと変わらない。無印8を使っているユーザーはWindows 10が提供される前に軽量化された8.1 Updateにしてもいいのではないだろうか?Windows 8.1を利用しているPCであればスペック上問題なくアップグレードも出来るPCである。
・操作性面 ◎
Windows 7の場合とは大幅に違う評価をしたが、これには理由がある。Windows 8系のスタート画面やタッチ前提のModern UIアプリなどが非常に使いにくいためだ。これらが改善されたWindows 10に互換性以外の面で乗り換えない理由が見当たらない程だ。今使っているのがWindows 8系なら操作性の心配は無いと思われるため、初心者も含め基本的にアップグレードする方針を取るべきだろう。
・機能面 ○(一般的な機能は有り、Windows 8系に比べて機能増加)
Windows 7と同様、Windows 8系に比べWindows 10では数多くの新機能が搭載される予定だ。仮想デスクトップなど魅力的な機能が追加される。
・総合評価 ◎
互換性に問題が無さそうなのであれば、リリースされたらすぐにでもアップグレードすべき。魅力的な機能が追加され、スタートメニューなどWindows 8系の弱点を確実に潰しつつあるWindows 10にしない理由が無いくらいだ。更に、Windows 8系はサポート終了をその内迎えるのに対し、Windows 10はデバイスが壊れるまでそのまま使い続けることができ、積極的な機能追加アップグレードも受けられる予定だ。
非常に長く見づらいものとなってしまったが、参考になれば幸いである。
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